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リストーラ久留島の言いたい放題


自分の歌の紹介、動物に対する思いや社会問題、スポーツなどについて語ります
by kurukurutomo

やはり、日本も隠蔽体質国家だった!

内閣不信任案をめぐる民主党の茶番劇は呆れるばかりで、駄目な菅内閣であってもこの体制で、震災復興と原発問題を党派を超えて政治家たちが一致団結して、いち早く対処して欲しいというのが、国民の願いでしたが、自分たちの事しか考えていない日本の政治家たちにそれを望むのは無駄なことでした。

特に、原発問題は終息のめどがつかず、どこまでが風評被害で、どこまでが本当に危険なのか?正しい情報が提供されないので、国内外に不安と不信感が募るばかりです。

民主党の原発事故の対処は本当に駄目ですが、責任は自民党にも当然あり、自民党政権下で、原発基本法を餌にして税収の少ない地方自治体に危険な原子炉を造ってきたのは自民党であり、東京電力やそれに関わる者たちと利権を分け合ってきたのだから、自民党は民主党の批判ばかりせず、自分たちの愚かな政策を恥、一致団結してこの国難に立ち向かうべきです。

消費税も震災を理由に、大幅に上げてゆく方向にありますが、そんな事より、被災地の方のことを第一に考えて動き出すのが先だと思うのは、日本国民にとって当たり前の思いだと考えます。

テレビでは、不信任案をめぐる駆け引きの話題ばかりですが、本当に伝えないといけないことは、他に沢山有るはずなのに、マスメディアも政治家同様に、堕落しているように思えます。

ところで、ネットニュースでこんな記事がありました、
『東電福島第一原発から約6キロ離れた福島県浪江町で3月12日朝、核燃料が1000度以上の高温になったことを示す放射性物質が検出されていたことが分かった。

 経済産業省原子力安全・保安院が3日、発表した。検出された物質は「テルル132」で、大気中のちりに含まれていた。原発から約38キロ離れた同県川俣町では3月15日、雑草から1キロ・グラム当たり123万ベクレルと高濃度の放射性ヨウ素131も検出されていた。

 事故発生から2か月以上たっての公表で、保安院の西山英彦審議官は「隠す意図はなかったが、国民に示すという発想がなかった。反省したい」と釈明した。』

そもそも隠す意図はなかったという言葉が、通用すると思っているところが、本当に馬鹿だなぁと感じてしまいます。

責任問題をあまり追及されていないスピーディー(放射性物質飛散影響予想)を公表してこなかった件は
安全委員会、安全保安院、文部科学省は責任を転嫁していますが、莫大な予算を使って研究していたスピーディーの情報を各部署が率先して、情報を提供し、公表してこなかったは、ハッキリ言って犯罪です。

実際、この情報を流さず、周囲数十キロが危険地域だと誤った情報をだけを流し、アメリカを筆頭に非難区域を広げていたことに対して、過剰だとし、安全性を誇張してきた政府や原子力推進派たちの嘘は多くの被爆者を生むことになり、10年、20年後に人体に何らかの悪影響が出てしまうかもしれないという酷い負担を負わせました。

どうせ、その時になったら、現在の責任者たちは、今の地位を離れているだろうから、「ただちに影響はありません」と適当にあしらっているでしょうが、東京電力をはじめ、原子力発電を擁護する者たちの隠蔽体質は、
怒りがつのるばかりです。

中国のことを隠蔽体質の身勝手な国家だと日本人は思っていましたが、日本国家もその体質は似たり寄ったりということが分かりました。
一番悲しいのは、中国は独裁国家なので、マスメディアの自由が無いのは仕方ないかもしれないのですが、
民主主義で自由な日本のマスメディアが、真実の情報をすべて流していないことです。

各局が同じような映像で同様のニュースを流し、独自の色が見えず、どうでもいいようなニュースで時間を費やして、大切なことはあまり取り上げないことです。

確かに、私たちが民法テレビを無料で観れるのは、CMを提供するスポンサーのおかげですが、国民の生活や命に関わることでさえも、スポンサーの意向を優先にし、国民の為の放送をしないのは残念です。

スピ-ディーの情報が無くても、海外の風による放射性物質の飛散予測は天気予報でアメダスのように、情報を提供することは出来たはずです。

それに、原発デモでドラマを降板させられた俳優や原発の危険性を述べた者を排除するようなメディアの対応は、凄く怖さを感じます。

日本が一流の民主主義の国になるには、大きな壁があるように私は思えます!

by kurukurutomo | 2011-06-04 12:30
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