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昨日、テレビ東京の「たけしのニッポンのミカタ!」を観たんだけれど、低迷する日本経済を救うのは、在住外国人というコンセプトで、番組を放映していました。
私は、以前から外国人労働者の受け入れは、日本にとって有益なことの方が多いと思っていました。 当然、外国人なら誰でもご自由にというものではなく、それなりの審査は必要だと思います。 ただ、資産があるという担保的な見方ではなく、その人が日本で働くという適正と思いを考慮した上で、受け入れるシステムにしなければいけないと思うのです。 こんなことを書くと、必ず日本人の労働が外国人に奪われると言うでしょう。 私は、外国人労働者の賃金が安すぎるのが問題だと思うのです。 労働賃金が同レベルなら、能力で雇い側は選ぶので、日本人が追いやられるということにはならないと思うのです。 そう考えると、言葉のハンデもあり、外国人は働けないと思うでしょうが、 能力というのは、語学やスキルといったものだけでなく、勤勉さ、実直さ、謙虚さなども雇い側の選択のひとつになるので、いい加減な仕事をしたり、地味な辛い仕事を嫌う最近の日本人の若者は、心を入れ替えないと外国人労働者よりも能力が劣ってしまうことになるのです。 単に若者だけを批判するのではなく、私も含め、日本全体が情報に左右され、楽で楽しく、安易な考え方に流されているように思うのです。 確かに日本人には、他の国には無いと思われる「慎ましさ」や「察する心」など伝統的な習慣や礼儀などがあり、それを今も日本人は誇りとしていますが、実際は、利己的で、自分主義に走る日本人が増えつつあります。 どうでもいいことですが、最近の女性はご飯を「食べる」と言わず、「食う」といったり、「美味しい」と言わず、「旨い」と言います。 それが悪いとは言いませんが、男言葉も女言葉も境目がなく、街で、母親が小さい子供を叱るのではなく、怒ると言うか、汚い言葉で罵倒する光景をよく見ます。 私は、古いと言われると思いますが、言葉の乱れは、心にも影響すると思うのです。 言葉をコントロール出来ない人に、心もコントロール出来ないと思うのです。 話が反れましたが、日本はあまりに外国人の移民に対して、ナーバスすぎる為、他の先進諸国と比べ、あまりにその数が少なすぎるのです。 だから、当然、外国人観光客も少ないのです。 北海道のニセコは、オーストラリア人のスキー客の増加により、それをターゲットに仕事をする外国人労働者が増え、それが、相乗効果になり、税収がかなりアップしたのです。 実際、地価の上昇率は、国内トップだそうです。 今、日本は、多大な借金に苦しみながら、デフレスパイラルに陥り、株価の下落と円高により、先行きが良くない経済情勢になっています。 結局は、お金をばら撒いたり、公共工事を増やすという今までやってきた政策しかやれなくなってしまい、結局は、赤字国債を増やすという手段しかとれないのです。 これでは、国際的な信頼度を落とし、結局は日本の株価を落とす要因になってしまいます。 日本航空の失態は、日本という国の象徴であり、いつまでも日本がアメリカの次の経済大国だという自負を持っていたら、世界に取り残されてしまいます。 アメリカでさえも中国の資本やインドのコンピューター技術に頼って、世界と相互の関係を深めつつあります。 自給率もかなり低い日本にとって、中国無しでは経済は回っていかないのです。 別に、どちらが上とか言うのではなく、相互に利用しあうことが大切だと思うのです。 だから、外国人の移民を増やすことにより、逆ピラミッドの高齢化社会を変えることも出来、税収もアップし、GDPを向上させることにもなるのです。 単に、日本人は素晴らしく、外国人は排出すべきという思想の持ち主は、そのことが見えていないように私は思うのです。 外国人が多く入っても、日本の良さは残せると思うのです。 今の日本は、外国の良いと思われる一部だけを模倣し、日本本来の良さを消しているように思えるのです。 意外と日本の良き文化や習慣を習い、受け継いでいるのは日本を慕う外国人なのかもしれないです。
by kurukurutomo
| 2009-12-05 22:00
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