日曜日の夕方のテレビ「バンキシャ」を観ていると、Qちゃんこと高橋尚子選手が今日のマラソン後の記者会見を報じていました。
体調も悪そうで、名古屋国際女子マラソンは、不本意なマラソンだったに違いなく、北京オリンピックの夢も叶わず、引退会見になると思いきや、高橋選手は、マラソンを続けると、笑顔で言いました。 素敵な女性だと感心しました。 素敵な女性といえば、同じく、夕方の「夢の扉」と言う番組で北條さんという77歳のおばあさんが、カンボジアで、私財と募金を集め、今までに9つの学校を作った事を伝えていました。 私は、以前、「スモーキンマウンテン」というフィリピンにある貧困家庭の子供達が、ゴミの山で、空き缶などを拾って、それを売り、辛い生活をしているドキュメントを観て、「幸せさぐり」という歌を作りました。 そのフィリピンと同様に、カンボジアやベトナムも教育さえ受けられず、親の手助けをしながら、生きている子供達が多いようです。 北條さんも、60を過ぎてから、テレビで、この状況をテレビで観て、自分の贅沢のかわりに、この子たちに学校を作ろうと思い、行動にうつしたそうです。 北條さんは、学校が出来ると、子供達に、必ず、「将来、何になりたいか」を聞くのですが、 子供達の多くは、おばあさん(北條さん)のようになりたいと言うのです。 「おばあさんのように、地位のある人になり、困っている人達を助けたい」と言うのです。 私は、優しさは連鎖するものだと確信しましたが、日本など、経済が発達する国の多くは、お金持ちになると自分の為だけに、豪華な家を建て、贅沢をしたがるのです。 日本のテレビでも、セレブを取材する企画の番組を観ますが、残念な事に、社会貢献に身を捧げる人はあまり観られません。 取材する側が、豪華さを見せる方に意識が強い為、社会貢献するお金持ちが居ても、あまり取り上げないのかもしれませんけど... 私も含め、何も出来ない人が殆どですが、こんな素晴らしい人が居ることを知り、機会が有れば、自分が出来る事を何かやりたいものです。 最後に私が作ったゴミの山で住んでた子供達を歌った「幸せさぐり」という歌の歌詞を書いておきます。 [幸せさぐり] ゴミの中で 幸せをさぐる そんな悲しみを背負った子供達 拾い集めた 空き缶を売って 今夜のおかずは 魚の骨だけ 今の自分の環境と比べるのは 違うような気もするけれど 刺激を求めて さまよう人間が つくる未来は本当の貧しさ ハエがたかり 埃だらけの ご飯が一時の家族の晩餐 好き嫌いなど 言える筈も無く 口に入る物 すべてがご馳走 裸足で駆けてく その先に 幸せが待っているかは わからないけれど 今を生きてる 幼い眼差しは 希望を引き寄せて穏やかに揺れてる
by kurukurutomo
| 2008-03-09 19:48
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