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元教師の漫画家である江川達也氏がテレビで、「日露戦争物語」という自分が書いた漫画本を宣伝していました。
私は、「まじかる・タルるートくん」は読んだことがある程度で、ヒット漫画の「東京大学物語」は実写映画を観た事がありますが、あまり、この人の漫画の事を知りません。 単なる歴史漫画ならいいのですけど、江川氏の話している内容からすると、日清、日露、太平洋戦争の流れを侵略戦争ではなく、アジアの開放の為の正義を掲げたような思想的な漫画になっているみたいです。 私は、それぞれの考えに思想信条があっていいし、表現の自由だと思っていますが、日本の子供たちに多大な影響力を持つ漫画で表現するのは、やるべきではないと思うのです。 ましてや過去の戦争を正当化するような誤解を招く内容の物は書くべきではないと思うのです。 小林よしのり氏のように、偏った漫画で意図的に思想を押し付けるやり方はして欲しくないですね! 中国国家に対する嫌悪感は私にもありますが、中国という存在を否定するようなことをやってしまうと、誤った認識を持ち、差別的な考え方をする子供が増えてしまうと思うのです。 メディアではあまり報じませんが、尖閣問題後、神戸中華同文学校など中国系の学校に脅迫文や電話があり、学校を一時閉めたそうです。 以前も北朝鮮に対する嫌悪感から、朝鮮学校の女子生徒の制服(チョゴリ)をハサミで切りつけたりした事件もあったそうです。 愛国心をあおることで、怒りをぶつける矛先が誤ってしまうことは、どの国にもありますが、日本はそんな3流の国民になって欲しくないのです。 だから、偏った思想を押し付けるような漫画は私は書くべきではないと思うのです!
by kurukurutomo
| 2011-09-04 16:05
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