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スポーツの専門家という立場ながら、前ブログで書いた玉木氏の情けないコメントに比べ、スポーツジャーナリストの二宮 清純氏のコメントは流石です。
二宮氏はフィギュアの採点基準の問題点を的確に指摘していました。 フィギュアという競技は、全体的なアート性を追及するのか、ジャンプなどのアスリート性を追求するのか、という長い経緯があり、ジャンプの得意だったフランス人で黒人のボナリーと全体的な美しさを売りにしていたカタリーナビットという今回の浅田選手とキム選手のような芸術と技の採点方式には歴史があることを指摘していました。 何か、大相撲の神技と興行、強さと品格の問題に似ているような気もします。 スポーツには、金銭的な面も含め、人種によっては不利な条件下で戦わなければいけない競技がいくつかあります。 特に夏季オリンピックで活躍する黒人選手が冬季オリンピックでは殆ど観られません。 確かに、アフリカという地形的な不利も当然要因の一つですが、それだけではないような気がします。 平等ではないと言えば、オリンピックの後に開かれるパラリンピックもメディアに取り上げられることも少なく、 やっていることさえも知らない人が多く居るでしょう。 朝ズバのメインMCであるみのもんた氏は以前から、パラリンピックにスポットを当て、番組でも応援しています。 今回のオリンピックで使う費用も文部科学省と厚生労働省の違いはありますが、オリンピックの40億円に対し、パラリンピックは2億円という少なさです。 スポーツにおける完全な平等性が実現されるのは、いつになるのでしょうか? 自分達が応援するアスリートに対する不平等を感じた時だけの偽りの正義感では無く、本当の正義感を持ち、偏見と差別を無くしてゆくことが出来れば素晴らしい事だと私は思います。
by kurukurutomo
| 2010-03-01 09:26
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