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リストーラ久留島の言いたい放題


自分の歌の紹介、動物に対する思いや社会問題、スポーツなどについて語ります
by kurukurutomo

ディズニーランドでの成人式って、やる意味はあるの?

今日は、成人の日で、式典に出る新成人たちが街に溢れていました。
私の成人の日は、30年近く前に遡りますが、その日の記憶は殆ど無く、成人式には出なかったと思います。
だから、堅苦しい式典なんて出る気もしなかったです。

最近は、強制もされていないのに、式典へ出て、子供のように(実際は子供以下)騒いだりして迷惑をかけている光景を毎年、テレビで目にします。
まぁ、騒いでいるのは、ごく一部で、殆どは整然と行なわれているのでしょう?

そう言えば、何度か、成人式の式典で、演奏させて頂きましたが、人数が多い会場では、私語でうるさかったですが、新成人の少ない地方の成人式は、整然としていて、静かに聞いて頂きました。

式典が退屈なら、強制されているわけではないので、出なければいいのに、自ら嫌な場所に集まる必要は無いと私は個人的に思ってしまいます。

式典を企画する自治体も色々と苦労しているようですが、私は、工夫は必要で有りますが、新成人に媚びる様な企画はどうかと思います。

例えば、千葉の浦安市は、ディズニーランドで、ディズニーのショーを披露しているようですが、子供の為の行事じゃないんだから、大人としての門出なのに、若者が無条件に受け入れるものを安易に企画し、これが、無事に式典を開催する最善の案なら、情けない話です。

それに引き換え、青森市の式典は、良かったと思います。
青森市は、今話題の筆談のホステスて知られる斉藤里恵さん(聴覚障害を持ちながら、銀座でホステスを務める女性)が、講師で、スクリーンに斉藤さんが書いたメッセージが映し出されるかたちで、講演が行なわれました。

斉藤さんが、時の人であることで、興味が持たれているのは、当然ですが、会場の新成人が、スクリーンに意識が集中し、斉藤さんのメッセージを心に深く受け入れていたのです。

ディズニーランドのショーは楽しいでしょうが、別にこの日に観なくても、いつでも観れるでしょう。
だけど、斉藤さんの講演は、貴重な贈り物となり、心に残る成人式になったと思います。

成人式では無いですが、先週に障害者の支援相談の講習を受けたのですが、その初日でのことですが、
正月明け早々で、朝から夕方まで、延々と講義を聞かされ、疲れ気味の中、その日の最後の講師は、脳性麻痺の為、言語障害がある方の講演でした。

ハッキリ言って、疲れきった最後に、言葉が聞き取りにくい方の講義は、「何でぇ~」と心の中で、呟いてしまいました。

だけど、その方が話し出すと、後ろの席に居たずっと雑談をして、うるさかった2,3人の者が、静かに聞いているのです。
会場もみんな一生懸命に話をする言語障害のある方の話を集中して聞いているのです。

人間心理として、誰がいても静かに聞こうとすると思うのです。
幸い、この方の話は、聞き取りやすかったし、話が面白く、自然に引き込まれました。

成人式と違い、いい年をした大人が講習を受けるので、成人式とは意味合いが違いますが、
要は、ただ単に、一方的な話を羅列するのではなく、いかに、会場の人たちに聞きたいという風な、自発的に聞くという内容にしなければいけないかと言う事なのです。

子供扱いのような式典は、ある意味、新成人を馬鹿にしているように私は思えて仕方有りません。
学校でも先生は、生徒に気に入られようと、生徒の次元に合わせ、友達感覚に接しようとする先生がいるようです、生徒の目線に合わることは大切ですが、先生と生徒という関係の本質は忘れないで欲しいと思うのです。

新成人の人たち、おめでとう!だけど、責任の重さと世間の厳しさに負けないで下さい!

by kurukurutomo | 2010-01-11 22:31
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