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【今回の日記はMIXIで書いた文をそのまま載せます】
日本は法治国家なので、法律に従うのは当然ですが、 私は、納得出来ずらいと思う法律が幾つかあります。 強制退去処分を受けた日本生まれのフィリピン人カルデロン・のり子さん(13)一家の問題は、賛否両論はあると思いますが、 「可愛そうだが、違法滞在なので仕方ない」と言うのが一般的な意見だと思います。 中には、「ごね得をさせるな」とか「早く追い出せ」と言った情のかけらも無い意見も少なくないみたいです。 私は、法律は判例に基づくだけでなく、情の部分も加味されてもいいと思うのです。 多分、私みたいな情に訴えることを願う考えは、少数派でしょうが、 法律が完璧で無い事は、皆さんも痛感する事はあると思うのです。 例えば、通常、人を1人殺した事件では、約15年で時効になります。 しかし、不法滞在には、時効は無いのです。 理論的に何故、時効が無いのか説明は出来るでしょうが、 単純に、人を殺して15年逃げれば、時効になるのに、違法に入国し滞在している外国人には、時効が無いのです。 違法入国、滞在が、殺人よりも罪が重いと言うのでしょうか? 私は、何故、小学校、中学校と普通に入学しているのに、入国管理局が、全く、気づかないのは、おかしいと思うのです。 そんな意味も含め、10年を過ぎた不法滞在者は、何らかの罰則を課し、その滞在期間の暮らしぶりを考慮し、在留許可を出してもいいのではないかと思うのです。 実際、低賃金の単純労働など、日本人が見向きもしない業種の仕事を支えているのは、外国人だと言う場合も少なくないと聞きます。 介護、看護の仕事も高齢化が進む日本では、外国人労働に頼らなくてはならない傾向にあります。 東南アジア(フィリピンなど)から、看護士と介護福祉士候補者を受け入れることになりましたが、日本での在留期限は看護士候補者が3年、介護福祉士候補者が4年となっており、その期間内に日本の国家資格が取得できなければ帰国、資格が取得できれば上限3年(更新回数の制限はないと明記されているが、家族呼寄せへの言及はない)の在留が許可されることになっています。 これって、受け入れる候補者に対して、何か、上から目線で、使える者は利用しようというような感じもします。 日本側の人手不足を解消する為でもあるのだから、もっとバックアップする姿勢を見せてもいいのではないでしょうか? 何故、日本人である私が、外国人に対し、寛容な考え方をするのかと言うと、最近の日本は、時代を逆行し、国粋的な考えを持つ者が増えつつあるからです。 カルデロン一家の強制退去の件も、ブログなどでみても、情も無い、酷い言い方をする者も多く、中には「朝鮮人みたいに日本に居座るな!」という表現をする者もいます。 ハッキリいいますが、在日朝鮮人(韓国人)を「居座る」とか「出て行け」という奴は、歴史の経緯を知らない無知か、中身の無い馬鹿者ですね。 こんな事をいう奴こそ、一度、日本を出て、外国で生活することの大変さを勉強すべきです。 この手の奴らは、日本国や日本人と言うくくりでしか、判断できず、やたら「誇り」とか言ったりしますが、要は、何人であろうが、素晴らしい人もいれば、駄目な人間も居て、自分自身に誇れるものがあれば、こんな国粋的な虚無なプライドに頼る必要はないのです。 私は、外国人のすべてを応援しているわけではなくて、日本に愛着を持って、頑張って活きている人を応援してあげたいと思っているだけで、 犯罪目的に入国してくる外国人は、厳罰に処すべきだと思っています。 私は、これからも日本で生きて行きたいと思っているし、日本が一番だと思っているので、世界へ挑む日本人は、本当に凄いと思うのです。 だから、外国で頑張る日本人と日本で頑張る外国人を応援したいのです。 スポーツで言うと「アウエー」でのサポートが、勇気付けられて力になるということなのです。 カルデロン、のり子さんが、これからも日本を好きで居られるような配慮をしてもらいたいのです。 不法入国、滞在を容認せよと言うのではなく、罪は罪として償い、その上で、日本にとって、本当にマイナスになっているかを判断して欲しいのです。 少なくとも、「少子化問題」や「国民生産」の面では、プラスになるのではないでしょうか? 日本政府は、難民受け入れも含め、困っている外国人に対して、冷た過ぎます。 法律で決まっているから、仕方ないと言いますが、法律を作る政治家や官僚達は、自分たちが有利な法律ばかり作っています。 今問題になっている「西松建設の政治献金」でも、元々は、政治献金やパーティー券を無くす為に、「政党助成金」として、多額の税金を投入したにも関わらず、全く、賄賂性のあるお金の流れは、止まりません。 本来、ゼネコンからの迂回献金は、もっと厳しい法律で取り締まる必要があるのに、ザル的な法律を作り、自分達には、「甘い法律」を作るのです。 天下り防止制度も同じです。 それに、天下り先の「独立行政法人」の無駄を無くすことを提言はしますが、看板の架け替えなど、無駄を無くす事を怠っています。 日本と言う国を負債だらけにし、自分達の私利私欲の為に、国を駄目にした責任は重いのに、誰も責任をとりません。 日本人は、そんな奴らを寛容に受け入れているのだから、 カルデロン、のり子さん一家に対しても、もっと寛容で、情のある判断をしてもらいたいと思うのです。 自分に13歳の女の子居て、その娘をひとり置いて、国外に出れるでしょうか? 自分に当てはめれば、この判決がいかに無情かということが、分かると思うのです。 情に流されることも、時には必要だと私は思います!
by kurukurutomo
| 2009-03-12 22:18
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